AFPLAブログ

東大・北京大・復旦大・ソウル大の政治学を専攻する学生によって運営されるAFPLA(アジア政治学学生協会)東大支部のブログです。

北京大会の振返りレポート

こんにちは、井上です。

夏ってもう終わりなのかな?と思ってしまうくらい、急に気温が下がる日が増えてきました。

暑さはまた復活しそうですが、大学生の長い夏休みも気付くと後半ですね。

 

今回は、8月頭に開催されたAFPLA8th北京大会について、文化分科会に参加した1年生、松熊くんに振り返ってもらいました(*^^*)

寄稿をお願いしたら、忙しいだろうに電光石火のごとく素早い返信をくれました。この場を借りて、ありがとうございます・・・!!

 

そんな彼の思いの詰まった文章をお楽しみください。

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大学に入って初めての国際学生会議としてAFPLAに参加しました。

なんといってもAFPLAの最大の魅力は東アジアの優秀な学生と肌感覚で交流できることです。

 

僕が所属した文化分科会では東アジアにおける家父長制と性差によって生じる問題について議論しました。北京大会以前は学術的な参考文献を読み議題内容についての知見を広げましたが、大会では東大側は極力各国の学生が心の中で意識していることを表現してもらいそれを比較するという手法をとりました。他大学は当初、政治的な解決やジェンダー論のような既存の学問に沿った思考を持っていましたが、徐々に経験に基づく個人の意見を伝えてくれるようになりました。たとえば東大側が提示したように政治の分野のみならず家庭・仕事・教育にも焦点を当て東アジア固有の家父長制の残滓を探すことになりました。

しかし結局は想像したよりも各国の現状が異なり東アジア各国における共通の解決策はおろか共通の特徴さえつかむことが困難だとわかりました。近代以前からお互いに影響を与えつつも独自に発展してきた各国は近代化に際して大きく状況が異なったため社会・家庭・政治の構造にもかなりの差異があったのです。

 

ただ僕はこのことを発見したことも大きな成果だと思っています。また短い議論の中では自分の伝えたい思いのほんの一部しか伝えることができなかったため後悔の念も残りました。この後悔さえも一つの成果だと思って今後につなげていければなと思いました。

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さらにAFPLAは議論のみならずフィールドワーク・観光・カルチャーパーティなど他のイベントでも他大学との交流の機会があります。つまり学術的側面以外からも彼らの性格を理解することができるのです。

 

このような貴重な機会はAFPLAに参加するほかになかなか得られないと思いました。次回の東京大会でもこのような身近な交流が続いていくようにしたいです。

 

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いかがでしたか?

 

事前準備と大会本番の議論では、それぞれ異なる苦労や発見があったことと思います。 悔しさや反省もあったかもしれませんが、その分きっと知らぬ間に成長できているのではないでしょうか。

学びは来年に活かしつつ、でも何より、今年かそれ以上に楽しい大会を目指していってほしいなと思います♪

 

以上、今回は松熊くんの大会レポートでした!

それではまた(^^)