AFPLAブログ

東大・北京大・復旦大・ソウル大の政治学を専攻する学生によって運営されるAFPLA(アジア政治学学生協会)東大支部のブログです。

外交分科会フィールドワーク!

こんにちは^-^
今回は予告通り、フィールドワークの報告をしていただこうと思います!
 
AFPLA初の記念すべきフィールドワークは、外交分科会が主催してくれました。
行き先は、靖国神社と、その横にある遊就館という博物館です。
 
公人の靖国神社参拝をめぐる論議は、立場によって注目する側面が違い、
それにより余計に平行線を辿っている印象があります。
今回のようなフィールドワーク、文献学習、そして他大学とのディスカッションと、
多角的に学んで自分なりの理解を得ていきたいものです。
 
それでは、メンバーからの寄稿記事をお楽しみください^^/
 
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こんにちは!
初めまして、外交分科会メンバーのM・Kと申します。
国際関係論専攻で、東アジア国際関係史や日中外交を学んでいる学部4年です。
 
外交分科会では「東アジアで平和友好を実現するにはどうすべきか」を話し合う、
という大きな目標のもと、具体的なテーマ設定や勉強会を進めているところです。
 
東アジアの外交問題は様々なものが挙げられますが、
その中でも特に出口の見えないものが「歴史認識」に関する問題です。
その一つ、日本の首相や政治家の靖国神社参拝が問題になっていますが、
果たして私たち日本人は、靖国神社についてどれだけ知っているのでしょうか…?
 
実際に行ってみなければわからない!ということで、
行ってきました。
 
九段下の駅を降りて徒歩数分、大きな鳥居の向こうに靖国神社の参道が続いています。
日本近代軍隊の創始者・大村益次郎の像を過ぎ、歩いていくと本殿があり、
その手前を右に曲がったところにあるのが、遊就館という施設です。
 
遊就館では、欧米列強の進出以降、日本がどのような戦争を行ってきたかについて、
その歴史が様々なパネルと展示品によって語られています。
 
遊就館では「120分コース」という一番長いコースで展示を見ていったのですが、
予想以上に見るものが盛り沢山でした。
 
見る人により様々な感想を抱くでしょうが、
間違いなく言えることは、
過去に展示にあったような様々な戦役があり、そこで命を落とした人々が大勢いたこと、
加えて、戦役は周辺諸国を巻き込み、そこでも幾多の命が失われた、ということだと思います。
日本人にも、諸外国の人々にも、心に大きな爪痕を残しました。
それを受け止め、「国家」や「戦争」とは何なのか、今何をすべきなのか、
絶えず学び、考え続けていく必要がある、
と改めて感じました。
 
日本人自らが靖国神社を理解することなくして、世界の人々に理解してもらえるはずはありません(客観的に学ぶという意味での「理解」です)。
関心のある方は、一度足を運んでいてはいかがでしょうか。
 
何だか最後の方が説教臭くなってしまい恐縮ですが、
引き続き機会があれば、何ぶん実生活との乖離が大きく「実感」を持ちづらい外交という分野ですので、
いろいろとフィールドワークに出かけてみたいと思います。

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いかがでしたでしょうか?
 
記事にもあった通り、自分の足を運んで実感することは非常に大事だなと感じます。
他にもフィールドワークを計画している分科会があるので、他分科会からも積極的に参加していきたいですね。
 
それでは、期末試験もありますが、準備の追い込みがんばっていきましょう!